鹿苑寺 其の6

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京都に初めて観光に来た方なら必ず訪れる、京都の観光地ではマストなスポットと言える「金閣寺」それだけに拝観者数は京都トップクラス、特に外国の方からの人気は絶大で海外からの観光客が多いのも特徴の一つです。「放火事件」以降、国宝指定は外れましたが、昭和の名匠たちの手で創建当時の姿に再建された舎利殿(金閣)は見事の一言、さすがは世界遺産です。

_IGP2928.jpg一見成金趣味にも見えなくもない舎利殿ですが、当時の幕府いや義満がいかに権力をもっていたのか想像できますよね。義満といえばこの頃、明(中国)に使者を送り交易を始めます。
当時の明と言えば日本とは比べ物にならない大国、最初は島国の小さな国を馬鹿にしていたようです。明へ使者を何度も送り、ようやく来た明からの使者を迎えたのがこの舎利殿。このハッタリの効いた金ピカの舎利殿を見た明の使者は度肝を抜かれたみたいですねw 小馬鹿にして来てみたら、その国の王を名乗る男は黄金でできた屋敷に住んでいた…その後すぐ日明貿易が始められたことからも、効果は絶大だったようです。

正式な遣明使船である事が確認できるよう勘合(勘合符)を使用したことから勘合貿易(かんごうぼうえき)なんて呼ばれていますよね。この貿易は幕府に莫大な利益を生み、北山文化はますます華やいだものになっていきます。なんでも明で買い付けた糸が日本では20倍の値で売れたんだとか…手間を考えてもボロ儲けです。
そんな迎賓館的な役割を果たしてきた舎利殿、やはり京都に来たなら一度は実際に見て、華やかな北山文化を感じて欲しいですね。四季を通してそれぞれの良さがあるのですが、お勧めは冬の雪の金閣。真っ白な雪の中に佇む金閣は、それはもう儚いまでの美しさです。といっても近年、京都では積雪が殆どないのでレアな条件になりますが…^^;

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京都でも超人気の観光スポットなので、ゆっくり見たいのであれば朝一番に訪れることをおすすめします。絵葉書でお馴染みのビューポイントがあるんですが、遅い時間だと黒山の人だかりですしw
鹿苑寺へのアクセスは市バスのみ 金閣寺道で下車直ぐです。金閣寺→龍安寺→仁和寺は定番の観光コースになっていますが、ここはあえて足を延ばして銀閣寺まで行かれて、貴族と武家の折衷である北山文化(金閣)と、庶民文化を取り入れた東山文化(銀閣)の違いを肌で感じる…なんてのもいいんじゃないかと思います。


京都府京都市北区金閣寺町1 拝観時間 9:00~17:00
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