鹿苑寺 其の2

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約2千坪の広さがある鏡湖池。その名の通り鏡の様に澄み切った鏡湖池に映る金閣は「逆さ金閣」と呼ばれています。葦原島等の大小の石や、細川石、畠山石、赤松石といった、かつての有力武将達が競って献上したされる奇岩名石が各所に配されています。

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そしてご存じ舎利殿、通称「金閣」ド派手です。外国の方いわく、これは「Japanese Pop」なんだそうです。世界広しといえど、こんな金ピカな建物ってあまりないですもんね^^; まさに黄金の国ジパングと言ったところでしょうか。

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この舎利殿、見てもわかりますが三層構造になっています。第一層は法水院(ほすいん・ほっすいいん)と呼ばれ、平安時代の寝殿造りになっています。他の層とは違い金箔は貼られておらず白木です。第二層は潮音洞(ちょうおんどう)と呼ばれる武家造り。床と壁は黒漆塗り、外側は壁と高欄が金箔が貼られています。第三層は究竟頂(くっきょうちょう)と呼ばれ、唐様(中国風)禅宗仏殿造。

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一層が公家や皇族の住居である神殿造りで金箔を貼らず、その上に武家造りの層を重ね、さらにその上が極楽浄土を表す仏殿造り…これは公家より武家が上であることを意味し、さらに出家した義満がその上に立つ事を暗示してつくられたと言われています。まさに天上天下、唯我独尊、すごい自己顕示欲ですよね^^;

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アンテナのように突き出した2本の棒状の物は雨どい、もちろん金ピカです。雨どいに集まった水を、屋根じゃなく金閣寺の外に出す為にこのようなデザインにしたのだとか…もう少しナチュラルなデザインにならなかったのでしょうかね^^;

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昭和25年に全焼し、昭和30年に現在の舎利殿、金閣は復元されました。昭和61~62年の大改修の際には総工費約7億4000万円を投じ、以前の5倍の金箔で覆われその純金の総量は約20㎏にもなったと言われています。だから現在の金閣はどの角度から見ても、本当にピッカピカです。

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中国神話の伝説の霊鳥であり聖なる天子の使者とされる鳳凰が、金閣の屋根に南に向けて設置されています。1万円札にも印刷されていますよね。現在のものは昭和時代に設置された物で、避雷針も兼ねるという優れもの。初代の室町時代の鳳凰は尾が折れているものの、幸いにも昭和25年の火災を逃れ大切に保管されているそうです。

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船着きに並んでいる石は「夜泊石(よどまりいし)」と呼ばれるもので、船をつなぎ止める為に設置されたと言われています。義満はこの池に船を浮かべ、池から自分の金閣を眺めて悦に浸っていたんでしょうね^^;

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ど派手な金閣ですが、内部は残念ながら非公開です。焼失前は拝観できたそうですが、現在は一切公開されていません。でも内部がもの凄く気になりますよね? 見られないとなると、余計に見たくなるのが人の性というもの…ということで他サイトやパンプレットの写真をおかりしてきました。

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一層目、須弥壇が設けられ、壇上中央に宝冠釈迦如来坐像、向かって左に足利義満坐像が安置されています。床は板敷で至ってノーマルなスタイル。

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二層目、須弥壇は観音菩薩坐像が安置され、その周囲を四天王像が守っています。壁と床面は黒漆が塗られ、天井には飛天像が描かれています。張りつめた緊張感のようなものが、伝わってきますよね。

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三層目、アンビリーバボーな空間が広がります。壁・天井すべて金箔が貼られ、床の黒漆と相まってなんともゴージャスです。これが義満の思い描く、極楽浄土なんでしょうね…確かにここに座っていると、仏様になった気分になりそうです^^;
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