日の出うどん

20101122205530ef2.jpg京都では「うどん」のことを「おうどん」と言いますが、今日は京都人の大好きなおうどん屋さんのご紹介。
場所は南禅寺の三門から、徒歩で10分ほどのところにあります。ロケーションが南禅寺や哲学の小径、銀閣寺という人気観光スポットの近くということもあり、1時間待ちはデフォルトと言ったところ「うどん屋に並ぶのか」と思われるかも知れませんが、京都ではおうどん屋さんにも行列が出来るんです。
食べに行って行列が20mもあれば、2時間は待つ事になると思いますので、出直されることをおすすめします。

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そんな人気のお店ですが、見た目はごくごく普通の観光地にありがちなおうどん屋さん。小洒落ている訳でも、いかにも京風ということもなく、どちらかと言うと地味なイメージ。なのにこれだけ人気なのは、ここの看板メニューに訳があります。うどんのメニューは色々あるのですがここでの注文はカレーうどん一択、カレーうどんが有名なお店なんですね。
店内はカレーうどんを美味しそうにすするお客さんで一杯で、各テーブルに並ぶカレーの鉢を見ていると「ここはカレー屋?」なんて錯覚をおこしそうになります。

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濃厚な特製ルウから作られたカレーうどんは、スパイシーだけどコクがありまろやか。和風のダシもしっかりと効いて、最後の一口まで美味しく頂けます。
具はシンプルに青ネギと牛肉とタマネギ、そしてきざみ揚げ。辛さは4段階から選べますが、最高に辛くしても舌が麻痺するなんて事はないのでご安心を…。

udon_up.jpg麺は細めでシコシコの腰が…ないんですね、これがw 観光で来られた方は「えっ?この麺延びてる」と驚かれる方も少なくはないようですが、京風のおうどんは基本クタクタ…これが京都スタイルなんです^^;
もちろん腰のある讃岐スタイルのお店もありますが、こちらは典型的な京風。

大阪のうどんも比較的フニフニ系ですが、京都はさらにそこから煮込んだ「鍋焼きうどん」のような感覚です。京都ではうどんはツユを吸いやすい柔らかい麺が好まれ、麺が主役じゃなくダシが主役。うどんは麺を味わうのではなくダシを楽しむもの…誤解を承知で言うなら具沢山のスープに近い感覚です。そんな意味でここのおうどんも、紛う事なき京風のおうどんです。だから、麺自体の触感を楽しむ「釜揚げ」や「ざる」は京風のおうどんには合いません。しかしこれが食べなれると、結構くせになるんですよ。

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「京都のおうどんはダシを楽しむ」京都を旅行される際はマメ知識として覚えておいて、友人・知人にドヤ顔で言ってみて下さいw
「日の出うどん」に行かれるのでしたら、午前11時の開店前に行かれることをおすすめします。ウィークデーでもお昼を過ぎると、行列ができることが多いです。また営業時間は季節によって変動しますが基本短いので、時間を確認してから行かれたほうがいいかも…折角行ったのに閉まっていた、というのでは残念すぎますしね。
この大人気のカレーうどん、ダシを充分に吸った細めのおうどんを豪快にすすり、京風ダシの効いたカレーを最後の一滴まで堪能する…これがここでの正当なスタイルです。紙エプロンも頂けるのでカレーが服に付くなんて心配もいりませんよ。


日の出うどん 営業時間 11:00ー16:00 日曜定休 (4月と11月は不定休)