栂尾山 高山寺 其の4

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明恵上人が晩年くらしたとされる開山堂。中には明恵上人をそっくりに模した坐像が安置されています。

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建物は室町時代に兵火をうけて消失。現在の開山堂は江戸時代に再建し、その後1931年に修復されたもの。ここでは1月8日に明恵上人生誕会、1月19日に明恵上人命日忌法要、11月8日に献茶式などが行われています。

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昭和36年に菩提心の拠り所として開山堂横に設置された聖観世音菩薩像。やさしいお顔をしておられます。

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開山堂上の御廟、明恵上人が静に眠られる場所です。明恵上人は自分に厳しい人で信仰上の迷いを断ち切るため、本尊の前で自分の右耳を切り落したとも伝えられています。フィンセント・ファン・ゴッホ‎も自分の耳を切り落としたことで有名ですが、ゴッホの場合精神的な要因、明恵上人は信仰的な理由、この違いは大きいですよね。

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御廟近くにたてられている石碑。書かれているのは阿留辺畿夜宇和(あるべきやうわ) 明恵上人の遺訓です。人は時により事により、その時その立場で立場に応じて成すべき事を成せという意味らしいです。あるがままに…じゃなく、あるべきようにと言うのがキモですよね。自分に与えられた状況で、自分がやるべき事をする。簡単なようで実際できてるか?って聞かれれば「…」ってなります。

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この石段を上がった先が金堂。境内の一番奥に位置しています。もともとはこの辺りに本堂があり、寺の中心だったようです。本堂は室町時代に焼失し、江戸時代に御室仁和寺真光院から古御堂を移築したのが現在の金堂。本尊は釈如来像。1966年、仁和寺当局による双ヶ丘売却に抗議し、真言宗御室派から離脱するまでは、同じ流派ですし仲がよかったんですね。

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金堂を少し下りたところにある仏足石。仏様の足を形どったもので、作りから見てそんなに古いものではないようです。三十二相八十種好(さんじゅうにそうはちじっしゅこう)と言って、仏様には見てすぐ分かる32の特徴と、微細な特徴が80あるとされています。足もその三十二相の一つ。

● 足の裏が平らで安定している  
● 手と足に法輪の模様がある  
● かかとが広い

写真の足も上記の特徴がしっかり見てとれます。仏様って派手な足裏されてたんですね^^;

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昭和56年の750年遠忌に、篤志家により復興された春日明神社。なんでお寺に?と思いますが、どうも藤原氏のスポンサードを受けていた絡みで、藤原氏の氏神・春日明神が昔あったようです。

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後は山道を下りるだけです。見上げる巨木、青々としたコケに覆われた岩…道端に咲く花などを愛でながらテクテク下に向かいます。

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参道入口に着きました。プチハイキング気分を満喫。駐車場の近くにあるのが裏参道、表参道は駐車場から少し戻ったところにあります。流れでこっちからそのまま上がる人が多いんですよね…ボクもそうでしたがw

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小腹が減った方は道路をはさんで向かいにある茶屋で、清滝川を見ながらの食事もお勧めですよ。味は普通ですが景色がいいので美味しさ補正が入りますw  其の5に続く…
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